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乳房星(再リフォーム版)
第66章 みずいろの雨
和子は、たけろう由芽夫婦がマダガスカルでバニラの栽培にチャレンジすると言うた理由を数日前のテレビの夕方のワイドニュース番組の特集を見て訣意(けつい)したと言うた。

みつろうは、あきれ声で言うた。

「やっぱりテレビか…」
「テレビで取り上げられた人は、由芽さんの初恋の男性(ひと)よ…由芽さんにフラれてワーキングホリデービザを取得してマダガスカルへ行ったのよ…現地のバニラ畑で働きながらバニラの栽培方法などを学んで…貯めたお金で自分の土地をこうて…それでバニラの栽培を始めたのよ。」
「ああ、もうええ…それ以上の話しは聞きとない!!」

みつろうは、ブツクサ文句言いながらセンタクを続けた。

(ジャブジャブジャブジャブジャブジャブジャブジャブジャブジャブジャブジャブ…)

「たけろうも逸郎も、どこのどこまで甘ったれているのだ!!オレはガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンして…お人よしのオヤジのためになにもかもガマンしてきたのに、幸せになれない…不公平だ!!」

ところ変わって、台所にて…

優香は、共稼ぎの世帯の奥さまから頼まれてお弁当を作っていた。

しかし、高2の長男は他の生徒のお弁当をパクっていたのでお弁当を作ることをやめた。

ただ、中2の次女はお弁当が必要なのでお弁当を作ることにした。

優香は、お弁当を作る食材を調理台にならべていた。

戸棚に置かれているポータブルラジオのスピーカーからNHKラジオで放送されている『昼のいこい』が流れている。

オープニングのあと、一曲目の歌・八神純子さんの歌で『みずいろの雨』が流れていた。

その時であった。

となり近所の奥さまが勝手口に上がってくるなりに、優香に怒った声で言うた。

「優香さん!!ちょっとかまんかしら!!」
「あら、おとなりの奥さま。」
「あんたね!!おひとよしもたいがいにしてや!!あんたの性格はオシュウトさんソックリねぇ!!」
「奥さま!!それはどういう意味なのですか!?御坊さん(共稼ぎの世帯の夫婦)カタのお子さまのお弁当を作るのがそんなにいかんのですか!?」
「いかんから怒っとんよ!!」

怒り狂っている奥さまは、優香に共稼ぎの世帯の夫婦の長男が大ケガを負って救急車で病院に搬送されたことを言うた。
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