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乳房星(再リフォーム版)
第67章 みずいろの雨・その2
「夕方頃に、クリーニング店の主人から電話があったのよ…先週火曜日のことで由芽さんが休みがちになっているから心配になってかけてきたのよ…ほんの小さな凡ミスでくよくよするなんて…クリーニング店の主人は、由芽さんじゃないとアイロンがけができんていよんよ。」

和子は、政子にハンロンした。

「おかーちゃん、それがいかんのやと言うてんねん!!」
「そななこと言うたかて…クリーニング店の従業員さんたちでアイロンがけができるのは由芽さんしかいてへんのよ…他の従業員さんたちはアイロンがこわいこわいいよるけんできんのよ…」
「それがいかんのやといよんや!!」
「和子…」
「由芽のパート先のクリーニング店の従業員たちは単に居場所がなかったら困るだけなのよ…なさけないわよ!!」
「和子!!」
「かあさん、もうやめろよ!!」

みつろうに怒鳴られた政子は、オタオタおたついた。

その時であった。

(ブーッ!!ブーッ!!ブーッ!!)

地区の防災行政無線のスピーカーから強烈なブザー音が鳴り響いた。

(ドーン!!ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!ドザー!!)

同時に、より大きな雷鳴が轟いた。

そして、1時間に80ミリを超える猛烈な雨が降りだした。

優香は、不安げな声で言うた。

「ヤダ…またひどい大雨だわ…」
「困ったねぇ~」

不安げな声で言うた政子と優香に対して、六郎はノンキな声で『うちは大丈夫だから、ごはんを食べよう。』と言うた。

このあと、家族5人で晩ごはんに入った。

この時、三重県南部に大雨洪水警報・尾鷲市に土砂災害警戒情報・たつろうさんの実家がある地区に避難勧告が発令されたので、住民が指定された避難所に避難していた。

しかし、たつろうさんの実家の家族はそのまま晩ごはんに入ったので避難しなかった。

六郎が大丈夫とノンキに言うたが、きわめて危険だ!!

危ない…

危ないぞ!!

土砂災害の危険が迫っているからはよ避難せえよ!!
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