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乳房星(再リフォーム版)
第76章 九月の雨・その2
「和子さん、和子さんの怒る気持ちはよくわかるけど、おちついてね。」
「はぐいたらしい兄嫁ね!!きょうだい間のもめごとに首を突っ込まないでよ!!」
「(過度にやさしい声で)和子さん。」
「(怒った声で)この地区の若者たちは習い事しないと結婚できないのはホンマなの!?」
「(過度にやさしい声で)そななことは言うてへんわよぉ~…だけど、この地区には結婚相手と出会う場所が全くないのよぉ~」
「せやけん習い事しかないのね!!」
「(生ぬるい声で)そういうことに、なるのよ…」
「ひとえに習い事と言うても、どれをすればええのかわからへん!!」
「(怒鳴り声)和子!!」
「(おたついた表情)あなたやめて!!」

必死になってみつろうをなだめた優香は、過度にやさしい声で言うた。

「あのね和子さん、うちの知り合いの人がインストラクターしてはるフィットネスクラブに女性会員さんがきてくれん言うてこまっとんよぉ~」
「(怒った声で)せやけんうちに行けといよんで!?」
「(ますます困った声で)せやけん、男性会員さんたちが困っているのよぉ~若い女性の会員さんがおらんおらんと言うて…」

(バーン!!ベチョ!!)

ブチキレ起こした和子は、平手打ちでテーブルを叩いて立ちあがったあと、食べかけのカレーライスをみつろうの顔に押しつけて、右足でけとばした。

優香は、泣きそうな声で和子に言うた。

「ちょっと!!なんでお兄さんに暴力をふるうのよ!!」
「やかましい!!パチスロしてくる(激怒)」

(ピシャッ!!)

和子は、ふすまをピシャッとしめたあとパチンコ店へ出かけた。

和子からイカクされた優香は、頭を抱えてその場に座り込んだ。
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