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乳房星(再リフォーム版)
第5章 そして、神戸・その2
そんな中で、悲しい事件が発生した…

あれは、1977年8月7日頃であった…

この時、私は5つだった。

時は、朝8時50分ごろだった。

場所は、信州穂高(安曇野市)にある『鐘の鳴る丘』の集会所の前にて…

5つの私は、信州在住の某エッセイスト先生が主宰している子供キャンプに3週間の予定で参加をしたけど、この時リタイアした。

全国各地からやって来た子供たちと仲よくできない上に、飯ごう炊飯などのアウトドア全般ができんかった。

この日、参加している子供たち同士でひどい大ゲンカを起こした…

某エッセイスト先生は『お前なんかもうメンドウみれん…クマのエサになってしまえ!!』と私に怒鳴りつけたあと、他の参加者の子供たちを連れて出発した。

これで私は、なんべん置き去りにされたのか?

置き去りにされた私は、白馬方面へ向かって泣きながら走った…

子供キャンプなんかイヤじゃ!!

なにが規則正しい合宿生活だ!!

ふざけるな!!

ここには、ぼくの居場所なんかない!!

(某エッセイスト)先生のところなんぞ戻らへん!!

絶対戻らへん!!

波止浜の施設に、帰りたくない!!

先生にも会いたくない!!

施設で暮らしている子供たちにも会いたくない!!

私は、ビービービービー泣きながら国鉄大糸線の線路沿いの道を走った…

先生が結婚して、施設を退職することが決まった…

新しい施設長さんに変わるので、居場所がなくなる…

先生は、3週間の間にどうにかしてあげるからと言うたけど、後回しにした…

だから…

先生なんかだいきらいだ!!

新しい施設長さんは、自分さえよければいい人だから…

波止浜の施設には、絶対に帰らへん!!
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