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乳房星(再リフォーム版)
第85章 ギザギザハートの子守唄
そのまた翌日も、工場の従業員さんがひとりやめたようだ。

社長さんは、やめて行く従業員さんを必死になって引き留めに出たけど、またしても返り討ちを喰らってもうた。

「待ってくれぇ~」
「どけや飼い殺し魔!!」

やめて行く従業員さんの行く手をふさいだ社長さんは、必死になって説得する。

「おってくれぇ~」
「どけや飼い殺し魔!!オレは高校に行きたいからやめるんや!!」
「高校に行きたいのであれば、ワシが知人に頼むけん…」
「オレは全日制高校へ行きたいんや!!」
「せやから、働きながら学べる高校を世話してあげるけん…」
「オドレの言うことなんか信用でけん!!オドレのくさった性根をドブ川で洗い直してこい!!」
「ああああああああああああああああ!!」

(ドボーン!!)

従業員さんからボコボコにいて回された社長さんは、道端を流れるドブ川に頭から落ちた。

従業員さんは『ああ、これで(印刷工場)と訣別することができた…ほな、クニへ帰ろーと…』と言うて出ていった。

ドブ川に落ちた社長さんは、笑いながら『オレ…最初から従業員さん養う資格なかったんや…ハハハ…』と言うてガックリ肩を落とした。

その頃であった。

たつろうさんの実家の大広間に、将之がボストンバッグを持ってやって来た。

大広間には、政子と将之と社長の奥さまの3人がいて話し合いをしていた。

将之は、実家の両親から『3人のおにいがドアホになったけん帰ってこい。』と言われたので、印刷工場をやめると奥さまと政子に話した。

それを聞いた政子は、せっかく入った印刷工場をやめるなんてもったいないと将之に言うた。
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