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乳房星(再リフォーム版)
第95章 異邦人
「オンドレら!!いて回したろか!?」
「おとーさま、おちついてーな…」

日奈子の父親は、話せば分かると六郎に言うたけど、怒り狂った六郎は日奈子の両親に手当たり次第にものを投げつけて攻撃した。

その後、六郎はキセイをあげながら外へ出て行った。

そして…

(ガチャーン!!ギャーッ!!)

六郎は、キンリンの家々に上がり込んで手当たり次第暴れ回って壊しまくった。

(ガツーン!!)

ブチキレを起こした政子は、固い物で日奈子のハツコイの男性の頭を殴りつけた。

「あんたのせいよ!!あんたのせいでてつろうが市役所をやめたのよ!!どないしてくれるねん!!だーっとらんとなんとか言いなさいよ!!」
「すみません…すみません…」

日奈子のハツコイの男性は、反撃することができずに政子に殴られていた。

日奈子の両親は、政子が恐いので止めることができなかった。

「くすんくすんくすん…」

政子六郎夫婦からバトウされた日奈子は、その場に座り込んでくすんくすんと泣き出した。

日奈子のひざ元から、大量の液体があふれ出た。

日奈子がもらした液体は、たたみ一帯に広まった。

時は、深夜11時40分頃であった。

ところ変わって、宍喰浦(徳島県海陽町)の竹ヶ島にて…

英彦とお見合いして結婚する予定だったゆりこは、尾鷲市から家出した。

その後、徳島のホストクラブで出会った売り上げナンバーワンホストとドーセーしていた。

ゆりこは、カレと結婚してやり直そうと決めたのに、カレが60代後半の富豪の人妻と浮気していた現場を目撃したので怒り心頭になった。

ゆりこは、カレに別れを切り出した。

ゆりこから別れを切り出されたカレは、女々しい声で『イヤだイヤだ…』と言うてダダこねた。

それが原因で、チワゲンカに発展した。
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