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乳房星(再リフォーム版)
第98章 ダンシング・オールナイト・その2
時は、夜8時55分頃であった。

またところ変わって、名古屋栄の伝馬町通りにあるディスコにて…

20畳分の大ホールに色とりどりのカクテル光線がきらめいている。

その中で、派手な服装の若者たちが踊り狂っている。

大きめのスピーカーから、もんた&ブラザーズの歌で『ダンシング・オールナイト』が流れている。

カウンターの席で、けんちゃんとてつろうがビールをのみながらグダグダいよった。

「きつい…きついねん…」
「なーに言うとんぞオンドレは…オンドレにオレの気持ちなど分かってたまるか!?」

ビールを一気にのみほしたけんちゃんは、ホールで踊り狂っている若者たちをちらっとみたあとてつろうに言うた。

「コラ!!へらみせんとオレの方を向けや!!」
「(やる気のない声で)はぁ~」

けんちゃんは、カウンターの一番すみっこでひとりさびしくカクテルをのんでいるサラリーマン風の男性を見てからてつろうに言うた。

「オンドレは、どなな人生を歩もうと思っていたんや…カウンターのすみでテジャクしよるしょぼくれたおっさんみたいな人生を送るつもりか!?」
「はぁ~」
「はぁ~じゃなかろがボケ!!」

カウンターのすみでテジャクをしよるしょぼくれたおっさんは、麗彦であった。

麗彦は、なにも言わずに酒をあおっていた。

スピーカーから流れている歌は、荻野目洋子さんの歌で『ダンシングヒーロー』に変わった。

この時であった。

けんちゃんと私がちっちゃい時に施設で一緒に暮らしていたシホちゃんとユーキちゃんとマヨちゃんとアキちゃんが入店した。

4人とも、子持ちのママである。

4人は、へそだしのラメラメのカッコウで、顔にはヴィセ(コーセー)のウェットなメイクをつけて、髪の毛をド派手な色に染めていた。

4人は、なれなれしい声でけんちゃんに声をかけた。
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