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乳房星(再リフォーム版)
第98章 ダンシング・オールナイト・その2
「けんちゃーん~」
「なんや、シホちゃんとユーキちゃんとマヨちゃんとアキちゃんやん。」
「久しぶりィ~」
「(気乗りせえへん声で)ああ。」

シホちゃんは、バーテンのにいちゃんにアルコール類を頼んだ。

「ニーチャーン、うちらにもビールチョーダーイ~」

4人は、けんちゃんの横にずうずうしく座ったあと、なれなれしい声でけんちゃんに言うた。

「けんちゃん。」
「なんぞぉ~」
「けんちゃんは、今なんしよん?」
「外交関係の…仕事しよんよ…」
「けんちゃん、外交関係の仕事しよんで。」
「ああ…」

この時であった。

マヨちゃんとアキちゃんがすみでしょぼくれている麗彦になれなれしく接近した。

「よーくぅーん。」
「よーくーん、久しぶりィ~」

マヨちゃんとアキちゃんは、私・イワマツがいると思い込んで麗彦に声をかけた。

「君たちは、一体だれやねん!?」

麗彦は、マヨちゃんとアキちゃんに怒った。

しかし、マヨちゃんとアキちゃんはよりふざけた声で麗彦に言うた。

「せっかくマヨたちに会えたのに、そないに怒らんでもええやん。」
「やめたまえ!!」

麗彦の怒りがさらに高まっていた。

それなのに、マヨちゃんとアキちゃんは麗彦にちょっかい出しまくった。

「ねえよーくぅーん。」
「なんだね一体!!」
「よーくん、嫁はんおらんの?」
「嫁はん…いるわけねーよ…」
「おらんのね…ちょーどよかったわ…ねーえ、うちらと一緒に行かへん?」
「どこへ行くんぞ?」
「ウフフ…ラ・ブ・ホ…」
「ラブホ…ラブホってなんぞぉ~」
「よーくん、まだラブホへ行ったことないんやね…うちらがオ・シ・エ・テ・ア・ゲ・ル…ねぇ、行こっ…」

マヨちゃんとアキちゃんのユウワクを受けた麗彦は、ものすごくコンワクした。

時は、10月31日の深夜3時頃であった。

またところ変わって、知多半島の南知多道路・美浜インター付近にあるラブホにて…

麗彦は、シホちゃんたちに無理やり誘われてこのラブホにやって来た。

麗彦は、生まれたままの姿でベッドで眠っている。

その中で、シルクのキャミソールフレアパンティ姿の4人が麗彦のサイフをあさっていた。

ちょうどその時に、麗彦が目ざめた。

4人がサイフの中身をあさっていたのを見た麗彦は、思い切り怒った。
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