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乳房星(再リフォーム版)
第100章 長い夜
「話しはもう分かったわよぉ~要はゆりこさんはてつろうさんとよりを戻すけん、元彦と別れてくれと言うことね…よく分かったわよぉ~」
「何いよんかしらあんたは!!元彦がお見合い相手を元カレにとられてくやしいとは思わんのかしら!?ドタマかち割ったろかとは思わんのかしら!?」
「もうええねん…よく考えたけど、うちは嫁はんいらんなったけん…」

美代子は、政子に麗彦元彦きょうだいに嫁はんは必要ないと言うて断った。

このあと、一家4人は足早に家から出て行った。

その後、てつろうは政子六郎夫婦にゆりこと再婚することを必死になって伝えた。

政子六郎夫婦は強く反対したが、てつろうは必死になって許し乞いをした。

その結果、政子六郎夫婦はてつろうとゆりこの再婚を許した。

翌日、てつろうは市役所の人たちに頭を下げて雇ってくださいとお願いした。

市役所の人たちは、てつろうの気持ちをくみ取って受け入れた。

しかし、2001年3月31日までの契約職員であった。

麗彦と元彦は『独身の方が気楽でええねん…』といよるけん、美代子は『そうね…その方がええねん…』と言うて甘やかした。

結婚をあきらめた日奈子は、名古屋にいる知人の紹介でフーゾクに転職することになった。

そして、イトが連れて来たムコセキの知人の子が11月15日に津市の児童相談所の職員たちに引き取られた。

イトの知人の子は、児童相談所を通じて孤児院へ移されることになった。

その一方で、ゆりこと結婚すると言うてヤッキになっているけんちゃんは、ゆりこがてつろうとよりを戻したことを知らずにいた。

ホンマのこと知ったら…

けんちゃんは、寝込むかもしれへん…
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