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乳房星(再リフォーム版)
第103章 飾りじゃないのよ涙は
時は、11月23日の午前10時半を過ぎた頃であった。

尾鷲市のたつろうさんの実家に、尾越(おこえ)の家の家族3人(美代子夫婦と麗彦)が再びやって来た。

11月13日に、てつろうがゆりこと再婚したいと言うたので、政子六郎夫婦は一度はショウダクした。

しかし、それから8日後にトラブルが発生した。

政子六郎夫婦が尾越の家の都合が悪くなったことを理由に、ゆりこと別れてくれとてつろうに言うたことが原因であった。

理由はふたつあった。

ひとつは、元彦が勤務している工場が大みそかを持って閉鎖することが決まった。

それに伴って、早期退職した。

早期退職後は、人材派遣会社の紹介で三陸女川にある水産加工工場へ転職することが決まった。

11月21日に、元彦はカバンひとつだけを持って家から出て行った。

住み込みで働くので、2度と実家へ帰ることはない…

もう一つの理由は、麗彦の年齢的な理由であった。

美代子は、近所の人から『男性の39歳と40歳は違うのよ…40歳過ぎたら結婚の条件が悪くなるのよ。』とあつかましく言われた。

せやけん、美代子は『麗彦が39歳のうちになんとかしないと…』と言うてひとりでオタオタオタオタオタオタおたついてばかりいた。

大広間に、政子六郎夫婦とてつろうとゆりこと美代子元史夫婦と麗彦の7人がいて話し合いをしていたけど、おだやかに話し合いができる状態ではなかった。

麗彦がてつろうをイカクする目つきでにらみつけていたことが元凶であった。

美代子は、てつろうに対してものすごくつらそうな声でお願いした。
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