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乳房星(再リフォーム版)
第103章 飾りじゃないのよ涙は
「てつろうさん、ごめんなさい…こななこと言うてええんかどうか分からんけど…麗彦のためにゆりこさんと別れて…お願い…」

美代子は、てつろうに頭を下げてゆりこと別れてくれとお願いした。

しかし、てつろうは『なんで急にゆりこと別れてくれと言うのか…分からん!!』と言うてキョヒした。

政子は、てつろうにものすごくつらそうな声で言うた。

「てつろう、おかーさんたちはイジワルでゆりこさんと別れなさいといよんじゃないのよ…尾越の家の事情が変わったから別れてくれといよんよ…」

激怒したてつろうは、麗彦の左目をグーで殴りつけた。

(ガツーン!!)

「オドレ麗彦!!いて回したろか!?」

美代子が強烈な叫び声をあげた。

「ギャアアアアアアア!!」

麗彦は、仕返しにてつろうの鼻をグーで殴った。

「オドレ!!仕返しだ!!」
「麗彦やめて!!」
「やかましい!!てつろうが先に手出ししたけん、ボコボコにいて回したるんや!!ワーッ!!ワーッ!!」

このあと、てつろうと麗彦は表で暴れ回った。

「麗彦やめて!!」

美代子は、麗彦とてつろうを止めようとした。

しかし、双方がブチキレを起こしていたので止めることができなかった。

時は、夜10時50分頃であった。

またところ変わって、名古屋栄の伝馬町通りにあるディスコにて…

ド派手な服装の若者たちが、色とりどりの灯りが乱舞する大ステージで踊り狂っている。

スピーカーから、井上陽水さんの歌で『飾りじゃないのよ涙は』が大音量で流れていた。

ボコボコに傷ついた顔の麗彦は、カウンターのすみでビールを浴びるようにのんでいた。

この時、てつろうに対して激しい怒りを抱えていた。

てつろうは、永久にこらえへん…

そんな時であった。

「よーくぅーん~」

なんや…

またオンドレらか…

この時、シホちゃんとユーキちゃんとマヨちゃんとアキちゃんがリホちゃんを連れて麗彦のもとへやって来た。

シホちゃんたちは、麗彦の横にずうずうしく座ったあと、バーテンのニイチャンにアルコール類を頼んだ。

「ねぇ~、うちらにもビールチョーダーイ~」

5人にビールが行き渡ってしばらく時間が経過した時であった。

シホちゃんは、なれなれしい声で麗彦に言うた。
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