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乳房星(再リフォーム版)
第8章 花の首飾り
時は、1971年12月4日の午前11時半過ぎのことであった。

場所は、アイスランド北部のミーヴァトン湖の湖畔にて…

生後間もない私は、施設長さんと女性スタッフさんふたりと一緒に湖畔の風景をのんびりとながめて過ごしていた。

そんな時であった。

溝端屋の子守女さんが私たちのもとにやって来た。

子守女さんは、大番頭はんたちがホテルのレストランで待っていることを施設長さんに伝えた。

「眞規子はん、大番頭はんたちがホテルのレストランでお待ちです。」
「分かったわ。」

生後間もない私を抱っこしている施設長さんは、女性スタッフさんふたりと一緒に湖畔の近くにあるホテルへ向かった。

ところ変わって、湖畔の近くにあるホテルのレストランにて…

時は、12時半頃であった。

レストランの座席には、生後間もない私を抱っこしている施設長さんと女性スタッフさんふたりと大番頭はんと事務長はんと宮出さんとケントさん夫妻が座っている。

それからしばらくして、番頭はんと車いすに乗っているセヴァスチャンじいさんがレストランに入った。

番頭はんは、大番頭はんたちにセヴァスチャンじいさんが到着したことを伝えた。

「たいへんながらくお待たせしやした。セヴァスチャンじいさんをお連れしやした。」
「ほな、ぼちぼち始めまひょか?」

大番頭はんは、事務長はんに『例のアレを…』とお願いした。

例のアレとは、公正証書に書き換えたセヴァスチャンじいさんの遺言書である。

事務長はんは、公正証書が入っているふうとうを宮出さんに手渡した。

「宮出、頼んだぞ。」
「分かった。」

事務長はんからふうとうを受け取った宮出さんは、封を開ける準備を始めた。

大番頭はんは、生後間もない私を抱っこしている施設長さんに公正証書に記載されている内容を読み上げたあと、生前贈与の手続きに入ることを伝えた。

「ほな宮出はん、よろしゅうたのんます。」

大番頭はんから言われた宮出さんは、公正証書が入っているふうとうにはさみを入れて開封した。

封を開けた宮出さんは、ふうとうの中に入っていた書面を取り出して開いた。

このあと、書面に記載されている内容を読み始めた。
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