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乳房星(再リフォーム版)
第112章 暗夜航路・その2
「あのなぁ~ワシは明後日の日曜日の鳥居くんの予定があるかどうかを聞いとんや…」
「明後日のゆりこの予定と本店がどう言うカンケーがあるのよ!?」
「カンケーあるから言うてんねん~」
「ゆりこの明後日の予定聞いて、どないするつもり!?」
「せやけん、本店がはよせぇはよせぇといよるねん~」
「せやけん、明後日の日曜日になにがあるのか言うてよ!!」

支店長は、女々しい声でゆりこに日曜日のことを言うた。

「あのなぁ~、明後日の日曜日はタオル美術館へ行くんぞぉ~」

ゆりこは、冷めた声で言うた。

「タオル美術館へ何しに行くのよ…単にラーメン食べに行くだけでしょ…アホみたい…」

ゆりこから冷めた声で言われた支店長は、ものすごく女々しい声で言うた。

「違うねん…ショッケンの工場の…」
「イヤ!!拒否するわ!!」
「困るよぉ~…本店に申し込んだんぞ!!」
「イヤと言うたらイヤ!!」
「なんでそないに拒否するんぞぉ~」
「ゆりこ!!結婚なんかせえへん!!」
「結婚せえなんて言うてへんねん~」

(ドカッ!!)

「ああああああああ!!」

ブチキレを起こしたゆりこは、右足で支店長のまたくらをけつった。

「ゆりこは女ひとりで生きると訣意(けつい)したのよ!!ほやけん、男いらん!!…なにが『今治で家族を作ろう』よ…今治で結婚したら、ゆりこはズタズタに壊れてしまうわよ!!」

(ドカッ!!)

ゆりこは、さらに激しい怒りを込めて支店長の背中を右足でけとばして倒した。

その後、ゆりこは赤茶色のバッグを持って出てゆく前に、課長さんに言うた。

「ゆりこ、マリン(早朝喫茶)へ行ってくるけん、今日はチョッキするけん…ほな…」

ゆりこは、課長さんにヘーゼンとした声で言うたあと、勝手に職場から出ていった。

課長さんは、ボーゼンとした表情でゆりこの後ろ姿をみつめていた。

他の女子行員たちも、ゆりこに同調して勝手に職場を出ていった。

ゆりこにけられた支店長は、その場に倒れたまま女子行員たちに次々と背中をふまれてゆく…

今のゆりこの気持ちでは…

結婚は、猫に小判だと思う…
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