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乳房星(再リフォーム版)
第113章 対馬海峡
夕方4時半頃、私はドデガホン(CDラジカセ)に入れたテープで録音したNHKラジオ第二放送の『気象通報』を聴きながら正午の気圧配置図を作成した。

それによると、うんと長い寒冷前線が対馬海峡に接近したことによって大気の状態が非常に不安定になっていた。

寒冷前線が通過した際に、西日本の広い範囲で30ノット(風速15メートル)に相当する強風が吹き荒れた。

さらにその上に、九州南部へ向かって進んでいる低気圧があった。

そのまた上に、東シナ海にやっかいな低気圧があった。

二つの低気圧は、最大で20~30ノットの強風を引き起こすおそれがある…

ああ…

弱った~

午後5時5分頃…

二つ折りの黒のガラケーの電話の着メロが鳴った。

着メロに設定している歌は、対馬一誠さんの歌で『対馬海峡』である。

電話は、管区気象台からである。

電話に出た私は、気象台から発表された天気概況を聞きながらメモを取る。

それによると、今夜の九州地方は東シナ海と太平洋側にある低気圧が通過するために、九州南部と熊本県を中心に雷を伴って非常に激しい雨が降ると伝えられた。

今夜の予報は、九州南部と熊本県は本降りの雨で夜遅くに雷を伴って非常に激しく降る…

長崎県と佐賀県と福岡県はくもり一時雨、大分県と山口県は雨のちくもりで、ところにより夜のはじめ頃雷を伴って激しく降る…

雲が取れて快晴になるのは、3日の朝になる…

今夜も荒れた天気になる…

したがって、もう一度フライトスケジュールを作り直すことにした。

10月3日…

福岡市内は朝から快晴であった。

専用機は、24時間遅れて3日朝9時に運航再開した。

A班のメンバーたちは、専用機に乗って再び旅に出た。
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