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乳房星(再リフォーム版)
第115章 好きだった・その2
「オレはゆりこちゃんが大好きだから嫁はんとリコンする…同時に、田布施の家ともリエンしたるんや!!」
「リエン…」
「ああ。」
「オメーはどこのどこまで自分勝手なんぞぉ~」

かーくんに言われたけんちゃんは、りゅうくんがのんでいる冷酒を勝手にのみほした。

「オイ、それオレの酒だぞ!!」
「るせー!!のませろ!!」

冷酒をイッキのみしたけんちゃんは、なさけない声で泣きながら言うた。

「チクショー、チクショー、チクショー、チクショー、チクショー、チクショー、チクショー…チクショー!!…うううううううううう…」

けんちゃんは、何度も繰り返して『チクショー!!』と言うたあと、わけのわからへんことを口走った。

「オレはにくい…オレはにくい…」
「にくい…なにがにくいんぞ!?」
「きまっとるやないかぇ~ゆりこちゃんをドロボーしたやつがにくいねん!!」
「ほやけん、誰がゆりこちゃんをドロボーしたんぞ!?」
「きまっとるやないかぇ…よーくんがゆりこちゃんをドロボーした!!…うううううううううううううううう…」
「コラ!!オメーええかげんにせえよ!!」
「せや、オメーはなにをコンキョによーくんをにくみよんぞ!?」
「コンキョがあるけん言うたんや!!」
「オメーな!!子どもたちがおる前でえげつないこと言うんじゃねえよ!!」

かーくんたちに怒鳴られたけんちゃんは、なおも『チクショー…』と言うて泣きよった。

店の外にて…

この時、ラベンダーのカーディガンとネイビーのスカート姿のゆりこがやって来た。

店の中から、別の男の子が選んだ歌で鶴田浩二さんの歌『好きだった』が聞こえていた。

同時に、けんちゃんの泣き声が聞こえていた。

「オレは、ちいちゃい時からゆりこちゃんが大好きなんや…ゆりこちゃんはオレに大人になったら結婚しようねと言うたんや!!…それなのに、よーくんの方が大好きと言うた!!」

けんちゃんの泣き声を聞いたゆりこは、泣きそうになった。

「けんちゃん…」

店の中にて…

けんちゃんは、なおもわけのわからへんことを口走った。
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