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乳房星(再リフォーム版)
第115章 好きだった・その2
「オレがちいちゃい時、毎日正午に『思い出のリズム』(南海放送ラジオ)をゆりこちゃんと一緒に聴く時間が唯一の楽しみだと言うことをしらんのか!?…オレとゆりこちゃんとよーくんと先生(施設長さん)と4人で聴いてたあの時間だよ…泣き歌が流れていた時、よーくん…ぐすんぐすんと泣きよった…その時、ゆりこちゃんはオレにこういよった…『よーくんはメソメソ泣き虫で三角お顔だからキライ…メッタなことでも泣かないつよいけんちゃんが大好き。』といよった…」

りゅうくんは、あきれ声でけんちゃんに言うた。

「それがどないした言うねん?」
「ゆりこちゃんはつよい男の子が好きと言うことや!!」

かーくんは、けんちゃんにあつかましい声で言うた。

「オメーのいよることは、ムジュンだらけや…」
「オレはゆりこちゃんの理想のカレシになるためにひたすらガマンしたんぞ!!…ガマンして、ガマンして、ガマンして、ガマンして、ガマンして、ガマンして、ガマンして…泣きたくても泣くのをガマンして来たんや!!」
「オメーがそない想うのであればゆりこちゃんに聞けよ!!」
「ああ、聞くさ…けど、ゆりこちゃんは今でも『よーくんは、メソメソ泣き虫で三角お顔だからキライ!!』と答えるよ!!」
「分かった…もうやめろ!!」

かーくんは、ウンザリした表情で言うた。

「ったく、オメーの泣き言が原因でカラオケパーティーが台なしになってもうたわ!!」

けんちゃんは、ワーッと泣きながら言うた。

「ゆりこちゃんー!!オレは大好きだ!!ゆりこちゃんのことが大好きだ!!ちいちゃい時から今日までずっと大好きや!!…ゆりこちゃん…オレは…ゆりこちゃんを愛してる…田布施の家とゼツエンしたる…嫁とリコンしてゆりこちゃんとサイコンするんや…ゆりこちゃん…オレとサイコンしてくれぇ~」

けんちゃんの言葉を聞いたゆりこは、店から出たあと泣きながら走って行った。

ところ変わって、辰の口公園にて…

ゆりこは、砂場に座りこんだあと激しい声で泣いた。

「ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…」

ゆりこは、誰を想って泣いていたのか?

けんちゃん…

いいえ、てつろう…

それとも…

私・イワマツなのか?
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