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乳房星(再リフォーム版)
第116章 別れの一本杉
「コラ!!待たんかい!!」
「オレの家はここや!!」
「コラ!!」

かーくんとりゅうくんの制止を振り切ったけんちゃんは、駐車場に停めているキャンピングカーの戸を叩いた。

(ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!)

「おーい、帰ったぞぉ~」
「コラ!!」
「オレの家だ!!」
「ドアホ!!それはキャンピングカーだろが!!」
「キャンピングカーがオレの家だ!!」
「アホなことすな!!」
「すみません…」
「コラ!!」
「離せ!!」
「待たんかい!!」

けんちゃんは、駐車場の中にある家のドアを激しく叩いた。

(ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!)

「おーい、帰ったぞぉ~…あけえや!!」
「コラ!!なんしよんぞ!!」
「離せ!!」
「オンドレどついたろか!?」
「離せ!!」
「ここはよその家や!!」
「オレの家や!!」
「ほんなら、マッチャマへ帰れ!!」
「身よりいてへん!!」
「身よりいてへんオンドレを待っとる家族の顔を忘れたのか!?」
「忘れたわ!!」
「ウソつけ!!」
「オレは布師田賢也や!!オレのことを待っているのはゆりこちゃんや!!」
「オメー!!えかげんにせえよ!!」
「せやせや!!コラ!!」
「離せ!!」

おしあいへし合いの末に、かーくんとりゅうくんはけんちゃんを律世とふたりの子どもたちがいる家に引き寄せた。

「帰ったぞ!!」
「イヤや!!」
「ワガママこねんな!!」
「ヒョーサツが違うわ!!」
「ヒョーサツが違おうとなんであろうとかまんやろが!!」
「るせー!!」

この時、玄関のドアが開いた。

ドアの中から律世が出てきた。

「あの~」
「奥さま、けんちゃんを連れて帰りました。」
「すみません…」
「コラ!!オメーの帰りを待っていた嫁はんがおるぞ!!」
「コラ!!」

グデングデンによおとるけんちゃんは、律世に『酒もてこい!!』と叫んだ。

「コラ!!」
「るせー!!」
「えかげんにせえよ!!」

このあと、かーくんとりゅうくんはけんちゃんをだまらすためにボコボコにいて回した。

しかし、けんちゃんはなおもワケのわからへんことをいよった。

律世は、どうすることもできないのでおたついてばかりいた。
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