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乳房星(再リフォーム版)
第128章 愛という名の勇気
(ジーッ、パチパチパチパチパチパチ…)

私は、ソロバンを使って被害が出た取引先の会社の帳簿計算をしていた。

この時、顔が真っ青になった。

たいへんだ!!

2009年2月から先月までのナミビアのダイヤモンド鉱山のリース料が1ドルも払われていない!!

もうアカン…

私は、思わず怒号をあげた。

「おい!!たいへんだ!!」
「ヨシタカさん、どうしました?」

私の怒号を聞いたウェンビンさんが、私のもとへやって来た。

「リマ(ペルーの首都)のダイヤモンド研磨工場が去年の2月から採掘権のリース料を1ドルも払っていない!!」
「そんな…」
「なんてこった…」
「ヨシタカさん…」
「こないなったら、チリ・ペルー方面の取引先の会社の帳簿を全部調べまくろう!!」
「分かりました!!」

大番頭はんは、ジタバタしたあとすみれさんを怒鳴りつけた。

「ああ、なんてこった…どないしたらええねん…すみれさん!!」
「(ボンヤリ顔で)はい?」
「寝ぼけてはる場合じゃおまへんねん!!ヨシタカさんが帳簿持ってきてと言うてまんねん!!」
「えっ?」
「はよしなはれ!!」
「すみません!!」
「えらいこっちゃ…このままでは、リース料が1ドルも入らなくなってしまう…リチャードさんもはよしてや!!」
「分かりました!!」

このあと、A班のメンバーたちは怒号をあげながら事後処理にあたった。

それから4週間後に、事態が少し落ちついた。

そう思っていたら、アイスランドで火山噴火が発生したニュースを聞いた。

噴火した火山は、レイキャヴィークからうんと離れている地区にある。

火山の周辺に住まい・オフィスビル・店舗・工場・リゾートはないので無事であった。

しかし、噴煙がヨーロッパ一帯に拡散した。

たいへんだ!!

噴煙がヨーロッパ一帯に拡散したことによって…

空の物流網が寸断された…

どうしよう…

私は、インターネットを立ち上げてヨーロッパの気象局のホムペを開いた。

その横に、ヨーロッパ全土の白地図とソロバンを置いて24時間ごとの噴煙の流れを調べた。

予測できるのは120時間先まで…

まず、気象衛星『ひまわり』が撮影したヨーロッパ全土の衛星写真をひらく。

次に、アイスランドの火山から噴き出た噴煙と重ねる。

それをもとにして、動画を動かしてみる。
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