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乳房星(再リフォーム版)
第129章 恋し浜
「アカン!!あきまへんねん!!ケイヤクヤッカンを破った以上、こらえることはできまへん!!」
「こらえてください…この通りです…」
「こらえてほしいのであれば、滞納してはる3年分のリース料と2倍の違約金をはろてください!!」
「わかってまんねん…せやけど…たったひとりのせがれがぺちゃんこになって死んだけん、困っているんだよぅ…」

経営者は、女々しい声で泣きながら許し乞いをした。

大番頭はんは、より強烈な声でおらび回った。

「どないにメソメソ泣いても、アカンもんはあきまへん!!」
「ほな、どないしたらええねん…」

大番頭はんの横にいる事務長はんは、きつい声で言うた。

「ほんなら、セガレの生保金で払え!!」
「生保金で払えって…できん…できん…」
「アカンもんはあきまへん!!うちらになんべん言わすつもりですか!?またこちらにうかがうけど、それまでに3年分のリース料と2倍の違約金を準備してください!!」

経営者は開き直った声で『分かったよ…用意すりゃいいんだろ!!』と言うて、奥へ逃げて行った。

それ聞いたミンジュンさんは、怒り声で言うた。

「態度悪いジジイねぇ!!契約違反したジジイが悪いのになんやねん一体!!」

なんとも言えん…

けど、経営者が契約違反したので法廷措置をとるしかないと思う…

A班のメンバーたちは、オフィスビルに戻って法的措置に踏み切る手続きをとる作業に入った。

この時、私は心身ともにボロボロになっていた。

ときおり目まいに襲われる…

睡眠時間が極力少ない…

お見合いしたいのにできん…

声あげて泣きたいのに、泣けない…

3月1日頃、問題の経営者が車ごと海にドボーンで亡くなった。

問題の会社は他にも大口のローンを作っていて、負債総額が10兆ドルを大きく超えたようだ…

この時、イワマツグループと複数の債権者たちが激怒した。

債権が回収できんなったら、なにもかも終わりだ…

3月1日から10日にかけて、問題の会社の債務を調べてみた。

その中で、問題の会社と取り引きをしていた気仙沼の会社が3年前にトーサンしていたことが分かった。

それを知った私たちは、3月11日に法的措置を取るためにカリフォルニアへ行くことにした。
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