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乳房星(再リフォーム版)
第10章 釜山港へ帰れ
私は、晶姐はんと一緒に奥の居間で施設長さんを待つことにした。
遥姐はんから聞いた話しだけど、施設長さんは今朝方JR宮島口駅の待合室のベンチでひとりぼっちで座っていたところ、おまわりさんに保護されて警察署へ行った。
その後、遥姐はんの知人夫婦が身元引受人になって施設長さんの身元を引き受けた。
警察署を出たあと、JR広島駅まで行った。
このあとの予定は、広島駅から下りのひかり(新幹線)に乗って博多駅まで行く~それから120分後に福岡空港からソウルキンポ空港行きのアシアナ航空機に乗って、こちらへ帰って来る。
到着するのは、夜10時頃の予定だ…
時は、夜10時半頃であった。
玄関に人が来たので、遥姐はんが応対に出た。
施設長さんが身元引受人の夫婦と一緒に帰宅した。
しばらくして、遥姐はんが施設長さんと一緒に居間に入った。
施設長さんは、ネイビーのサマーコート姿であった。
遥姐はんは、やさしい声で私に話しかけた。
「よーくんお待たせ…よーくんの大好きな眞規子よ。」
「マァマ…マァマ…」
私は、『施設長さん』ではなく『マァマ』と呼んだ。
マァマ(施設長さんは育てのマァマなのでマァマと表記)は、泣きそうな表情で私を見つめた。
「よーくん…よーくん…」
「マァマ…マァマ…」
「ああ、よーくん…」
私は、マァマのふくよかな乳房に抱きついた。
マァマは、両手で私をギュッと抱きしめたあとグスングスンと泣きだした。
「よーくん、よーくんごめんね…よーくんごめんね…」
「マァマ、マァマ…マァマ…」
「よしよし…よしよし…マァマに会いたかったのねよしよし…」
マァマのふくよかな乳房に抱きついている私は、ひたすら『マァマ』と呼びつづけた。
遥姐はんから聞いた話しだけど、施設長さんは今朝方JR宮島口駅の待合室のベンチでひとりぼっちで座っていたところ、おまわりさんに保護されて警察署へ行った。
その後、遥姐はんの知人夫婦が身元引受人になって施設長さんの身元を引き受けた。
警察署を出たあと、JR広島駅まで行った。
このあとの予定は、広島駅から下りのひかり(新幹線)に乗って博多駅まで行く~それから120分後に福岡空港からソウルキンポ空港行きのアシアナ航空機に乗って、こちらへ帰って来る。
到着するのは、夜10時頃の予定だ…
時は、夜10時半頃であった。
玄関に人が来たので、遥姐はんが応対に出た。
施設長さんが身元引受人の夫婦と一緒に帰宅した。
しばらくして、遥姐はんが施設長さんと一緒に居間に入った。
施設長さんは、ネイビーのサマーコート姿であった。
遥姐はんは、やさしい声で私に話しかけた。
「よーくんお待たせ…よーくんの大好きな眞規子よ。」
「マァマ…マァマ…」
私は、『施設長さん』ではなく『マァマ』と呼んだ。
マァマ(施設長さんは育てのマァマなのでマァマと表記)は、泣きそうな表情で私を見つめた。
「よーくん…よーくん…」
「マァマ…マァマ…」
「ああ、よーくん…」
私は、マァマのふくよかな乳房に抱きついた。
マァマは、両手で私をギュッと抱きしめたあとグスングスンと泣きだした。
「よーくん、よーくんごめんね…よーくんごめんね…」
「マァマ、マァマ…マァマ…」
「よしよし…よしよし…マァマに会いたかったのねよしよし…」
マァマのふくよかな乳房に抱きついている私は、ひたすら『マァマ』と呼びつづけた。