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乳房星(再リフォーム版)
第137章 群青・その2
A班のメンバーたちは、ハバロフスクからペキン~フィリピン経由でソウル・インチョン国際空港へ行くことができた。

しかし、到着時刻は予定より大きく遅れた。

インチョン国際空港に到着したのは夜9時半頃であった。

それでも、7月9日に開催されたナターシャさんプロデュースの韓国コスメの新作発表会に出席することができた。

7月10日以降も、どうにかスケジュール帳通りの予定をこなすことができた。

だが、その間に私の身体は長年チクセキされていたムリなどが原因でボロボロに傷ついた。

点滴液が入っている容器をぶら下げたスタンドを押しながら世界各地で活動を続けているけど、それは酷なことである。

またどこかで…

突発事件が発生するかもしれない…

そう想うと…

胃が痛い…

7月10日から8月30日までの間、A班のメンバーたちはスケジュール帳通りに予定をこなすことができた。

8月31日から9月2日までの間は休暇をとる。

8月31日午前11時過ぎであった。

場所は、ニューヨーク・ラ・ガーディア空港にて…

この時、フランソワさんとマァマとアンナが乗っているヴォンヴァルディア機が到着した。

私は、ミンジュンさんと一緒に到着ロビーでフランソワさんとマァマとアンナを待っていた。

到着から10分後に、フランソワさんとマァマとアンナが数人のインストラクターさんたちと一緒にロビーに入った。

「アンナ。」
「ヨシタカ。」

アンナは、私の胸に抱きついたあとくすんくすんと泣いていた。

「くすんくすんくすん…くすんくすんくすん…アンナ…さびしかったよぅ…」
「よしよし…」

ミンジュンさんは、ソワソワした様子で私とアンナのラブラブモードをみつめていた。
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