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乳房星(再リフォーム版)
第138章 砂の十字架
時は、9月15日の朝10時半頃であった。

場所は、イオンモール今治新都市の1階にあるスタバにて…

A班のメンバーたちは、ヨリイさんと会ってお茶をのみながらお話しをしていた。

ひどくやつれて、痛々しい姿になった私をみたヨリイさんは、泣きそうな声で言うた。

「よーくん、だいぶやせたねぇ…」
「ええ。」
「よーくんは、去年のクリスマスにお嫁さんを迎えたのね。」
「あっ、はい。」
「(泣きそうな声で)お嫁さんをもらって、幸せいっぱいの時に…こないにやつれて…よーくん…かわいそうに…」

なんともいえんけど…

ヨリイさんは、西日本豪雨が発生した時のことを私に話した。

「よーくん、西日本豪雨が発生した7月6日の夜…施設は大パニックが起きたのよ。」
「大パニックが起きたって…」
「ちいちゃいお子さまたちの泣き声がひどかったわ…パートに出ていたおかあさまたちが帰宅できない状態になったけん、子どもたちがものすごく不安定になっていたのよ…その時、よーくんはどこにおったのよ?」

ヨリイさんが言うた言葉に対して、大番頭はんが答えた。

「ああ、その時は飛行機の中でおました。」
「飛行機…」

私は、ヨリイさんにつらそうな声で言うた。

「その時は、乱気流が発生して…ヘタしたら墜落する危機にひんしていた…フライトスケジュールの変更や操縦室にいる空軍パイロットたちに声がけするなど…右往左往してはりました…」
「(心配げな声で)そうだったのね…」
「(つらそうな声で)どうにかハバロフスクの国際空港にたどり着くことができたけど…そこからインチョン国際空港までのキョリがうんと遠かった…せやかて、直接韓国本土へ向かったら、撃墜されるおそれがあったんや!!」

ウェンビンさんは、その時の状況をヨリイさんに説明した。
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