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乳房星(再リフォーム版)
第140章 銀河伝説・その2
夕方5時半頃、台風24号が和歌山県田辺市に上陸した。

最大風速140ノットを維持したまま紀伊半島に上陸した台風は、東海道メガロポリスへ向かって突き進んだ。

この時、和歌山県南部・奈良県南部・東海地方・関東甲信地方から北日本の太平洋側一帯に大雨暴風の特別警報、和歌山県南部・東海地方から関東・北日本の太平洋沿岸に波浪と高潮の特別警報が発令された。

同時に、名古屋・静岡・浜松と首都圏で大パニックが発生した。

たつろうさんの実家がある地区で、大規模な土砂崩れが発生した。

大容量の土砂が、地区一帯をのみ込んだ。

たつろうさんの実家も押しつぶされた。

和子は、大容量の土砂に埋もれて亡くなった。

その頃、伊勢湾で大規模な高潮が発生した。

この時、ジョーくんは弥富の国道1号線沿いのラブホに女と一緒にいた。

ジョーくんは、高潮で倒壊した建物ごと伊勢湾に流されて亡くなった。

その頃、ゆりこは猛烈な暴風の中を逃げ回っていた。

この時、状況は刻一刻悪化した。

(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…)

遠くで地鳴りが聞こえた。

こわい…

こわい…

よーくん助けて…

その時であった。

(ドサーッ!!)

大規模な地すべりが発生した。

「ギャー!!よーくん!!」

ゆりこは、足元で発生した地すべりによって海に落ちて沈んだ。

(ドボーン!!ブクブク…)

海に落ちて沈んだゆりこは、高波にのまれて亡くなった。

志津香一彦夫婦も、避難する途中で亡くなった。

今治市中心部で目立った被害はなかった。

施設で暮らしていたコたちも無事であった。

男の子たちの家も無事であった。

しかし、東日本と北日本の太平洋側で甚大な被害が出た。

台風24号は、仙台平野から海を出たあとアリューシャン付近で温帯低気圧に変わった。

カッパドキアに帰還した私とミンジュンさんとウェンビンさんは、空港の検疫所で15日間カクリされた。

10月16日に異常なしの診断が出たので外へ出ることができた。

その間、私の身体はボロボロに傷ついてやつれた。

クリスマス休暇までに、桜子たちとアンナがいるオルドに帰りたい…

帰りたい…
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