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乳房星(再リフォーム版)
第140章 銀河伝説・その2
夕方4時頃、かーくんの家族が今治国際ホテルに着いた。

施設で暮らしていた男の子たちの家族全員と女の子たち(シングルマザー・おひとりさま)の無事が確認された。

ヨリイさんは、電話で私に呼びかけた。

「よーくんたいへんよ!!玉川ダムで緊急放流が始まったけん、蒼社川が危なくなったのよ!!…トルコ…なんでトルコにいるのよ!!」

輸送ヘリコプターにて…

私は、ヘリの電話機でヨリイさんと話しをしていた。

「ヨリイさん!!こっちも死の危険にさらされているのだよ!!救護活動中に避難民たちに暴動が発生したけんテッシュウ命令が出たけん緊迫しとんや!!医療スタッフさんたちが全員そろわんけん出発できんのや!!」

この時、上の人が出発せよと言うたのでヘリコプターが上昇した。

その時、遅れて来た医療スタッフさんふたりが飛び乗った。

私とウェンビンさんが十人の医療スタッフさんたちと一緒に飛び乗った医療スタッフさんたちを引き上げる。

ひとりは乗れた。

しかし、もうひとりは軍が発砲した銃で撃たれて落ちた。

たいへんだ!!

医療スタッフさんひとりが軍が発砲した銃で撃たれた。

事態がキンパクしている中で、受話器ごしにいるヨリイさんが私を呼んでいた。

『よーくん!!蒼社川があふれ出したわよ!!どこかで浸水が起こったわよ!!』

私は、離陸するヘリコプターから乗り遅れたスタッフさんに声をかけ続けた。

スタッフさんは『オレはいいから、早く!!』と叫んでいた。

「なに言うとんぞ!!お前が死んだら、残された家族たちはどないすんねん!!はよ飛び乗れ!!」

私は、乗り遅れた医療スタッフさんに飛び乗れと叫び続けた。

しかし…

(ダダダダダダダダダダ!!)

乗り遅れた医療スタッフさんが私の目の前で撃たれた。

「オーイ!!どないしたんぞ!!」
「ヨシタカさん危ない!!中へ入って!!」
「死ぬな!!死ぬな!!」

私のさけびもむなしく、乗り遅れた医療スタッフさんひとりが犠牲になった。

私は、ヘリコプターに乗り込んだあと深い悲しみに沈んだ。

なんで…

なんでこなな目にあわなアカンねん…

なんで、最愛の家族をのこして死んだ…

私たちは…

どうすることもできなかった…

どないせえ言うねん…

どないせえ言うねん…
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