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乳房星(再リフォーム版)
第141章 どこへ帰る
午後3時半頃であった。

グリーンゲイブルスを出発した私は、フレンチリバーの本籍地の家へ向かった。

桜子たちとアンナは、フランソワさんたちと一緒に散歩をしている。

もうすぐ桜子たちとアンナが家に帰る時間だ…

早く家に帰ろう…

私は、桜子たちとアンナが待つフレンチリバーの家に向かって歩いた。

夕方4時頃に、私は本籍地・フレンチリバーの家に帰宅した。

家の敷地にある特大豪邸にて…

私が特大豪邸の大広間に入った時であった。

大広間にいるのは、私ひとりだけであった。

桜子たちとアンナがいない…

フランソワさんたちとどこへ行ったのか…

「うう…」

桜子たちとアンナがいない…

どこへ行ったのか…

悲しくなった私は、大広間のテーブルに座って泣いた。

私は、ポーチからエクスペリア(スマホ)を取り出して、ウォークマンを開いた。

耳にイヤホンをつけて、プレイリストの歌手検索のページを開いて、聴きたい歌手名にカーソルをかぶせてタップした。

五木ひろしさんの歌にタップしたあと、聴きたい曲にカーソルをかぶせてタップして、一曲リピートに設定してプレイボタンを押した。

イヤホンから、平尾昌晃先生の作曲で山口洋子先生の作詩の歌『どこへ帰る』が流れていた。

「うううううう…」

私は、歌を聴きながら泣いた。

恋人の小径をひとりで歩くのはつらい…

桜子たちとアンナがまだ帰っていない…

フランソワさんたちとどこまで行ったのだろうか…

桜子たち…

アンナ…

桜子たち…

アンナ…

桜子たち…

アンナ…

私は、桜子たちとアンナを呼びながら泣いた。

そして、そのまま眠りについた。

あと9日あまりで、2018年が終わる…

危ない時期を乗り越えることができた今だから、もう一度ふり返ってみよう。

私がものすごくつらかった16、17の頃を…

もう一度ふり返ってみよう。
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