この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
乳房星(再リフォーム版)
第142章 春遠からじ
「坊や、どこへ行くのよ!?」
「はい?」
「これからどこへ行くのよ!?」
「どこって…ニュウカンですよ…」
「ニュウカン?」
「福岡の入国管理局です。」
「入国管理局…入国管理局へ何しに行くのよ!?」
「何しにって…不法滞在者のシンセイをしに行くのです…」
「不法滞在者…あんたの名前は、なんて言うのよぉ?」
「コリントイワマツヨシタカグラマシーです。」

ひろこ姐はんは、ますますあつかましい声で言うた。

「坊や、それホンマの名前かしら!?」
「ホンマの名前ですよ…日本人の名前であるけど、日本国籍を保有していません。」
「どういうことやねん?」
「せやけん、日本人の名前だけどホンマに日本国籍がないんです…ホンマにホンマです…」

ひろこ姐はんは、ふてくされた表情で『わかったねん…』と言うた。

このあと、私はひろこ姐はんと一緒に外へ出た。

それから100分後のことであった。

ところ変わって、小倉北区日明(ひあかり)にあるオレンジの三角屋根の特大倉庫にて…

ひろこ姐はんは、シャッターの横にあるアルミドアのカギをあけて、ドアをあけた。

その後、私はひろこ姐はんと一緒に中に入った。

倉庫の中は、ものすごく広い…

収納されている荷物は、全くない…

うんと右の端に、たたみ6畳がしかれている。

たたみの上には、ちゃぶ台とおふとんだけが置かれている。

たたみの横に、アルミの流し台が置かれている。

流し台の下の棚に、工具類が入っているケースが置かれている。

ひろこ姐はんは、私に『明日からここで寝泊まりしなさい…明日からここで働きなさい…』と言うて、明日からする仕事の内容を説明した。

明日からする仕事は、料理屋で使うしいたけを栽培しているキンショウブロックの2度切りぜんとばしである。

キンショウブロックに残っている実と切れ端を全部切ってキレイにしたあと、ホースの水でセンジョウする…

それだけであった。

とりあえず、仮住まいと仕事を確保することはできた。

この日は、身体がひどく疲れていたので夜9時に寝た。
/574ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ