この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
乳房星(再リフォーム版)
第142章 春遠からじ
「坊や!!坊やのドーキューセーのコたちはコーコーに通っているのよ!!うちは坊やにコーコーへ行きなさいといよんよ!!」

私は、ひねた声でひろこ姐はんに言うた。

「なにをするためにコーコーへ行くのですか?」

ひろこ姐はんは、怒った声で私に言うた。

「なにをするためって、楽しい時間を過ごすために行くのでしょ!!」

私は、ますますひねた声でひろこ姐はんに言うた。

「楽しい時間って、なんやねん?」

ひろこ姐はんは、ますますあつかましい声で私に言うた。

「楽しい時間と言うたら、夏休み冬休み春休み…土曜半休・日曜定休を言うのよ!!」
「あんたの言う楽しい時間って、その程度しかしらないのですか?」

私は、ひろこ姐はんに口答えをした。

ひろこ姐はんは、震える声で『ホンマにひねたコねぇ…あんたの親は教育の仕方が悪いみたいねぇ~』と言うて大きくため息ついた。

私は、ますますひねた表情を浮かべた。

ひろこ姐はんは、よりあつかましい声で私に言うた。

「きょうは7月1日よね…あと19日で楽しい楽しい夏休みが始まるわねぇ~」

楽しい楽しいって、あつかましく言うんじゃねぇよ…

私のガマンは、限度を超えようとしていた。

ひろこ姐はんは、なおもあつかましい声で私に言うた。

「坊やと同い年のコたちは、今ごろ夏休みの計画を立てている頃よ!!」

せやけん、なにが言いたいねん…

私にゆめいろ市へ戻れと言いたいのか?

ひろこ姐はんは、ますますあつかましい声で私に言うた。

「おとなりさんの息子さんは、来週の4日から修学旅行でカリフォルニアへ行くのよ…お向かいの娘さんは、今月末に関釜フェリーに乗って韓国へ修学旅行へ行くのよ!!坊やのコーコーも修学旅行へ行くのでしょ!!」

ふざけんなよ…

私は、ひろこ姐はんに背中を向けて店から出て行こうとした。

そしたらひろこ姐はんは『待って!!』と言うて私を止めたあと、どこへ行くのかと聞いた。
/574ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ