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乳房星(再リフォーム版)
第146章 挽歌
「イワマツさん。」
「(めんどくさい声で言う)なんやねん…」
「イワマツさん…あの~…なんだったかしら…」
「姐はん、用がないのであれば帰ってください…」
「ああ、想い出したわ…この前、悠馬くん(目つきの悪い男)がイワマツさんに急に殴りかかっていった事件で…お、お、お、おわ…おわ、おわ、おわ、おわ、おわ…」

ひろこ姐はんがどもり声で言うたので、私は冷めた声で言うた。

「ひろこ姐はんがどなな形でとりつくろうても、アカンもんはアカンねん…」

ひろこ姐はんは、泣きそうな声で私に言うた。

「ほな、どないしたらええねん?」

私は、冷めた目つきでひろこ姐はんをにらみつけてから言うた。

「ひろこ姐はんはムシがよすぎるわ…あんたね、菓子折を持ってきたからこらえてもらえると思ったら大きなまちがいや…」
「せやけん、どないしたらええねん?」
「せやけん、菓子折持って帰れと言うてんねん…私を殴りつけようとしたクソガキがどなな形でわびようとも、アカンもんはアカンねん…」
「悠馬くんは、うまくものがいえんけんうちが代わりにダイベンに来たのよ。」
「ダイベンひるのであれば、トイレでひれや…オレはあんたの泣き言なんぞ聞きたくないねん…」

私は、ひろこ姐はんを突き放したあと作業をつづけた。

ひろこ姐はんは、ものすごく困った表情でジタバタしていた。

そして11月29日に、私はひろこ姐はんの洋食屋を職場放棄したった…

ほんで、ここ(水俣)へ逃げてきた。

ウォークマンで歌を聴きながら八代海をながめている私は、この先どうしようかと考えていた。

今の状態では…

日本から出国するより、他はないと思う。
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