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乳房星(再リフォーム版)
第150章 ちいさい秋みつけた
そして時は流れて…

2018年11月23日午後であった。

場所は、イオンモール今治新都市のオーソリティの前のコートにて…

この日、経営者東西対抗歌合戦が開催された。

私は、西軍の30組目で出場した。

曲目は、アリスの歌で『チャンピオン』である。

1989年、17歳で散った勝祝の哀しみを想いながら熱唱した。

勝祝は、莉江子を愛していた…

愛していたから、あななええカッコして家出して関西の名門ジムに入門した…

ほんで、あななええカッコしてタイトル総ナメで目立ちまくった…

ほんで…

ええカッコしたまま、17歳で逝ってもうた…

時は、夕方5時頃であった。

歌合戦が終わったあと、A班のメンバーたちは1階のスタバへ行った。

この時、イベントを観覧に来ていたヨリイさんも一緒にいた。

私たちがいる席に、20代の女性店員さんふたりがワゴンを押してやって来た。

ワゴンの上には、お皿とマグカップ10組とアイリスオーヤマのIH調理器の上に置かれているポットとクラシックティラミスが入っているガラスケースが置かれている。

女性店員さんは、ティラミスをお皿に盛り付ける作業とドリップに入っている挽きたてのコーヒー豆にお湯を注ぐ作業をしていた。

今回の歌合戦は、東軍の勝利で終わった。

東軍のトリで、60代の女性経営者さんが歌った童謡『ちいさい秋みつけた』で審査員さんたちがジーンと来たので、東軍の勝利につながったのか…

(ちなみに、西軍の大トリは、山口県出身の男性経営者で曲目は山本譲二さんの歌で『男の挽歌』であった。)

ヨリイさんは、疲れ切った表情を浮かべている私にこう言うた。

「よーくん、結婚してこれからだと言うときに大変な思いしたわね…」
「ええ…」
「こなな時に、よーくんに話していいのかどうか…迷っていたけど…」
「話しがあるって?」

ヨリイさんは、私にもうしわけない声でゆりこが台風24号災害で亡くなったことを話した。
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