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乳房星(再リフォーム版)
第150章 ちいさい秋みつけた
「よーくん、ゆりこちゃんが尾鷲で亡くなったわよ。」
「ゆりこが…亡くなったって?」
「ホンマの話よ。」

ゆりこが台風24号の大規模災害が発生した尾鷲市で亡くなった…

たつろうさんの実家があった地区で、土砂崩れか高波のどちらかで亡くなった…

ヨリイさんは、私にこう言うた。

「よーくんは、決まったお嫁さんがいるからもういいよね…」
「えっ…」
「よーくんは、ちいちゃい時ゆりこちゃんのことをどう想っていたの?」

それを聞かれた私は、ヨリイさんになんでそななことを聞くのかと言うた。

あの時、ゆりこは私に『よーくんキライ!!』と言うた。

『よーくんキライ!!』と言うた以上は、どなな形であっても結婚できん…

『好き』と『結婚』は違うねん…

そう思った私は、ヨリイさんに言うた。

「ヨリイさん!!好きと結婚は違うねん!!ゆりこはあの時『よーくんキライ!!』と言うたねん…そなな状態で結婚できるわけなどあらへんねん!!ヨリイさんはどないしてほしかったん!?」
「あの時は、ゆりこちゃんは強がっていただけで…」

ヨリイさんは、ゆりこは強がりを言っただけと言うた。

それを聞いた大番頭はんは『そなな話はやめなはれ!!』と言うてヨリイさんを怒鳴りつけてからこう言うた。

「あんさん!!好きと結婚はちゃいまんねん!!ヨシタカさんの結婚は、故人のユイゴンであらかじめ決まっていたんでおますねん…故人のユイゴンで決めたお嫁さんと結婚したらあきまへんと言うホーリツがおますか!?」

大番頭はんに怒鳴られたヨリイさんは、ものすごくつらそうな表情を浮かべていた。

強く言い過ぎたか…

私自身も、ヨリイさんに対して気まずいことしたと思った。
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