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乳房星(再リフォーム版)
第24章 恋の片道切符
7月4日の正午頃に、サーシャさんの9人の娘さんたちとポムじいさんの12組の息子さん夫婦たちとゆみさんとゆかさんがリーガロイヤルホテルに到着した。

この日は、さらにもうひとりがイワマツグループのメンバーに加わる予定である。

時は、12時45分頃であった。

場所は、ホテル内にある展望レストランにて…

メンバーたちは、所定の席に座って会合が始まる時を待っている。

この時、ミンジュンさんともうひとりのメンバーが座る席が空いていた。

司会を務める大番頭はんが腕時計をながめながらイラついている。

「…ったくもー!!1時までにはレストランに入ってやといよんのに…こなな時間までミンジュンさんは何してまんねん!!」

そこへ、ミンジュンさんがもうひとりの男性と一緒にレストランにやって来た。

ミンジュンさんと男性は、くっだらんチワゲンカを繰り広げていた。

「イヤ!!ミンジュン、結婚なんぞせえへん!!」
「困りまんねん…ミンジュンさん、ぼくはミンジュンさんのご両親から頼まれとんねん…」
「イヤ言うたらイヤ!!ウェンビン!!帰ってよ!!」
「このままじゃ帰れないのだよぅ~」

ミンジュンさんと一緒に入ってきた男性は、正看護師の瀧野ウェンビンさん(以降、ウェンビンさん・私よりも4つ上・ミンジュンさんより5つ下)である。

大番頭はんは、遅れて入ってきたミンジュンさんに怒った声で言うた。

「ミンジュンさん!!あんた今の今までなんしよったんで!!1時会合開始に間に合うように入りなさいと言うたのを忘れてもうたんで!?」
「すみませんでした…途中で、知人の男性につかまって…結婚のことで話し合いを持ちかけられたので困ってます。」
「あんたね!!自分の結婚うんぬんよりも、イワマツグループを最優先にしなはれ!!」
「すんまへんでした!!」
「分かっとんやったらはよ席につきや!!」

ミンジュンさんは、所定の席についた。

大番頭はんは、ウェンビンさんを思い切り怒鳴りつけた。
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