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それでも僕は
第15章 15★







「あっ…」
優しい悪夢から目が覚める。ただ夢であったらどんなに幸せだったらろうか?残念ながら悪夢はまだ続いている。
「起きないと…」
全身に鉛でも着けているのかと思うほど身体が重い。それでも起きて学校行かないと…。せめての救いは今日学校行けば明日から夏休みだと言うことだ。これで明日から寝れる時間が増える。本当なら夏休み終わるまでケイのそばにいたいがそれはできそうにない。またケイに寂しい思いをさせてしまうのかと胸が痛い。
「…ご飯食べよ」
ケイを裏切っている自覚も、孤独にしている自覚もあるけど、もう俺は立ち止まれない。俺は朝ご飯を済ませマンションを出た。真夏の太陽に目が眩む。
「あーっ疲れた」
中学のころはそこそこ夏は好きだったけど、身体を売るようになってこの暑さは身体に堪える。
「お前はいつも疲れているだろ」
達也の呆れたような突っ込みが入る。達也の金髪に太陽光が反射して眩しい。
「……お前って本当に変な奴だよな…いつも眠そうにしているくせに授業だけは出るって」
「むしろなんでもないのに達也がサボりすぎな気もするけど」
今ではマシになったが入学式当初から達也のサボりくせは問題視されていた。今では安定して学校に来るようになって担任もほっと胸を撫で下ろしていることだろう。
「…ってか前半サボり過ぎて補習喰らってるんだから、俺の心配するより自分の心配したほうが良いと思うけど」
俺の言葉に達也は露骨に嫌そうな顔をした。

















「はあ…何だろ?」
達也と別れ昇降口に向かう最中にケイ以外の人間からメールが届く、俺は渋々スマホを開いてメールを確認する。差出人は担任からで、待ち合わせの場所と時間のメールだった。俺はため息を吐いて家路に着いた。



「悪い、遅くなって」
待ち合わせ場所で待っていると担任の島田が30分ほど遅刻してやって来た。
「早く乗れよ」
島田は助手席のドアを開ける、俺はため息を吐いて
島田の車の助手席に座る、俺が島田の車に乗ると島田の車は大きく左右に揺れながら走り出した。運転手が不安定なせいか車の運転もかなり不安定で、揺れが酷い。
「んッ…せ、先生…」
ラブホに入るといきなり島田にきすされる。島田は舌打ちする。
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