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それでも僕は
第15章 15★





「ゆう!!久しぶり!!」
「あぁ…久しぶり」
夏休み初日…俺は久しぶりにケイのお見舞いに来ていた。相変わらずケイは夏と冬は体調が安定しない。最近の暑さでダウンしたケイはまた入院することになった。
「ゆう…クマすごいね、ちゃんと寝ている?」
「大丈夫…ちょっと疲れているだけだ」
俺はケイに気を使わせてしまったことに罪悪感を覚える。
「ごめんね…夏休みだって言うのに、入院してばっかりで」
「……ケイのせいじゃないよ」
夏休み初日で体調を崩し、入院してしまったことを悔いているのかいつも以上に元気がない。俺はケイを慰めるが思ったように言葉がでない。
「ケイ…こっち向いて…」
「なに…ゆ…」
慰める言葉が思い俺はケイにキスをした…ケイは目を瞠って驚く。俺はケイの咥内に舌を挿れる、ケイの歯列をなぞるとケイの身体から力が抜ける。俺は力の抜けたケイの身体を抱き締め、ケイの舌を絡め取った。俺は息が続く限り、ケイと舌を絡め合った。
「ゆ、ゆう…」
「わ、悪い…ちょっと夢中になりすぎた」
ケイを慰めるつもりだったのに、いつの間にかキスに夢中になってしまった。
「久しぶりにゆうが積極的で嬉しい」
身体を売るようになって、心のどこかでケイに触れることに抵抗を覚えていた。不安になっているケイを見てもなお、たくさんの男に抱かれた俺がケイに触れても良いのか戸惑ってしまう。内心の動揺を押し殺してケイを抱き締めた。









「………ごめんな…ケイ」
ケイのお見舞いを終えた俺は客を探しにハッテン場に向かう。俺にはこれしかケイを救う方法がないから…。
「やあ、黒崎くん?」
客を探しているとタンクトップ姿の刺青をした男が俺の肩に腕を回す。
「今日、空いているだろう…今日は俺達の相手してくれよ」
「は?やだよ…」
「料金弾むよ」
タンクトップの男は俺の耳元でいつの数倍の金額を提示された俺は思わずタンクトップの男を警戒してしまう。一体何を企んでいる。
「どうする?黒崎くんはお金がほしいんだよね?」
毎日客を取っていればよほどのビッチか、金に困っていることくらいかの噂くらいは流れる。そして俺が金に困っているのは事実だ。
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