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それでも僕は
第18章 18★




好きで躰を売っているわけではないし、金もカツカツな以上、割りの合わないことをしたくない。俺は男の手を払い退けてその場をあとにしようとした。
「まあ、待てよ」
男は強引に俺の腕を掴む、俺は男に冷たい視線を送るが男は酷薄な笑みを浮かべるだけだ。
「金ならちゃんと出すから安心しろ」
「本当かよ」
たくさんの男に躰を売って酷い目にあった俺は勘繰り深い性格になっていた。
「ほら、これだけあれば満足だろ?」
男は俺の前に封筒を出し、中身を見せ付ける。封筒の中身を見て動揺した俺に男はニヤリッと笑う。
「これだけ満足だろ?」
「そうだけど…」
確かにこれだけの金額を出るなら複数相手でも構わないけど…どうしてもこの男に対して不信感が拭えない。男が何かを企んでいるの明白だった。
「……分かったよ」
それでも俺は男の誘いに乗った。例え男の誘いに乗った結果、酷い目にあったとしても、それがケイのためにになるなら…。




「よお、黒崎くん、連れて来たぜ」
男に案内されたラブホに入ると男の友達らしき男が3人ほど待っていた。
「へえ…コイツが『黒崎』か…写真で見たのよりイケメンじゃねか」
男のひとりが俺の顔を見て、満足そうに頷いた。
「………写真?」
「この顔なら確かにイケそうだな」
別の男が俺の頬を下からぐいっと掴む。
「時間がもったいないからさっさヤろうぜ」
顔がピアスだらけの男が俺のコートのボタンを外す。俺はため息を吐いて、服を脱ごうとすると男にピアス男に止められる。
「…こういうのは脱がされるのが良いんだよ」
ピアス男はコートを脱がす、真っ正面にいるアクセサリーだらけの男が俺のYシャツのボタンを外す。いちいち脱ぐのが面倒なのでYシャツの下には何も着けていない。
「へえ…ギリシャ彫刻みたいにキレイな躰しているじゃないか…」
「……ッ…」
男の冷たい手が肌蹴ったYシャツの隙間から俺の胸を触れる。俺は思わず後退りしてしまう。
「へぇ…黒崎の唇、柔らかそうじゃん」
ピアス男が俺の唇を親指で押して感触を確かめる。
「少し味見させろよ」
「……ふっ…んんっ…!!!」
ピアス男は背伸びして俺の唇に自分の唇を押し付けた。
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