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それでも僕は
第19章 19★


「うわッ…ゆう、ありがとう」
俺が買ってきたクリスマスプレゼントを目を輝かせて受け取るケイ。それを見た俺もつられて笑顔になる。
「それは良かった」
俺は肩を竦め、料理を運ぶ。最近、ケイの入院することが増え、会える機会が減ったこともあり、俺は久しぶりに手の込んだ料理を作ってケイとの至福の時を過ごしている。いつも寒そうにしているケイのために防寒具一式をプレゼントした。ケイは袋に入っているマフラーに手袋、ニット帽などを取り出す、可愛いケイに似合うように、可愛いデザインの防寒具を選んだがどうやら気に入ってくれたようだ。俺のプレゼントに大喜びしていたケイだが、なぜか悲しそうな顔をする。やっぱり気に入らなかっただろ?
「ゴメンね、ゆう…俺のほうは何も準備できなくて」
落ち込むケイn俺はそんなことを気にしていたのかと笑い飛ばす。
「前日まで入院してたから仕方ないよ、そんなことより、せっかく作ったんだから食べてよ」
俺はケイの好物のシチューを置いた。ケイはスプーンを取ってシチューを食べる、さっきまで落ち込んでいたケイが俺の作ったシチューを食べた途端一気に笑顔になる。ケイはさっきまで落ち込んでいたことを忘れていたかのようにシチューにがっつく。
「ふぅ…美味しかった」
「それは良かった」
俺の料理を食べて元気になったケイに俺は苦笑する。最近入院が多かったせいで、色々不安だったが、こうして元気な姿のケイを見ると安心する。そのためならどんな手でも使う、例えケイに嫌われてしまうことになったとしても…。
「………ゆう?」
「どうした?ケイ?」
ケイが不安そうに俺を見ていることに気付く。
「………ゆうこそ、怖い顔してたけど…どうしたの?」
ケイの指摘に俺は自分が怖い顔をしていたことに気付いた。ケイに執着するあまりケイを怖がらせてしまった。俺は顔を覆いうずくまる。膝を抱いている俺を見てケイはますます不安そうにんsる。
「………ケイ…ちょっとこっち来てほしい」
「ゆう?どうし…」
ケイの言葉が途中で途切れる、俺はケイを抱き寄せ、腕の中に閉じ込める。
「ゆ、ゆう…んんっ…!!」
俺はケイに噛み付くようなキスをする、いきなりキスをされたケイは目を瞠って驚く。
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