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それでも僕は
第2章 2※




信号が赤になり車を停止する、俺の前を黒崎と同じくらいの男子高校生が歩く、黒崎にこんなに嵌まっているなら俺は『そういう趣味』があるんじゃないかと思って見たが特に来るものは無かった。俺は男子高校生が好きじゃなくて単に黒崎が特別なだけだろう。





「本当に大丈夫か?なんなら家まで送るぞ」
「……大丈夫、歩いて帰れる」
当たり前だが黒崎は頑なに住まいを教えようとしない。まぁ躰を売った相手に住所を教えるやつなんて滅多にいないだろう。ましてや昨日あんだけのことをしたんだ、警戒されて当然だ。
「ほら、約束の金だ」
俺は途中で下ろした金を入れた封筒を黒崎に渡す。黒崎はそれをショルダーバックに仕舞う。
「じゃあもう行くぜ」
黒崎は腰をさすりながら俺に背を向ける。俺は黒崎の腕を掴み引き寄せキスをする。嫌がる黒崎の顔を掴み咥内に舌を入れ。深いキスで黒崎を翻弄する。
「……ッ…!!」
不意打ちでキスされた黒崎は顔を赤くして周囲を確認する。俺はくくく…と笑みを漏らす。
「…あまり男を誘うようなことばかりするからだぞ」
黒崎は舌打ちして駅に向かった。黒崎が去ったのを確認して俺は車を出した、楽しい休日が終わりまた退屈な日常に逆戻りする。それが少し憂鬱だった。







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