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第10章 頼れるお姉様

「うん、大丈夫……私にまかせてくれれば大丈夫！
まかせてくれるわよね？」

「はい、まかせます……でも、何を？」

「ショーのやり直し……今度は夏希ちゃんがほんとに体験したかったことを体験させてあげる……大丈夫よ、お姉さんいろいろ経験豊富だから……お姉さんにまかせなさい」

ちょっとおどけた口調で言って、麗も夏希の手をギュギュッと握り返す。

「はい、お願いします」

夏希も決心する。

もう麗にまかせるしかない……頼れるお姉様にまかせるしかない……。