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普通少女ミヨの普通夏
第1章 エロ小説の愛読者は、女子中学生
<夏休み初日の午前9時、男子は下足室で偶然会った同級生の女子に声をかけた。
「きみと、ラブホテルに行きたい」
女子は、顔を赤らめた。
「ジュンくんのエッチ~♡」
やがて、2人はラブホテルに入った。>

夏休み前日の夜遅く、ミヨは、エロ小説のこんな記述を読みふけっていた。
そのエロ小説は、中学生のありふれた日常の一部を切り取ったような形の作品であった。
<夏休み>
<下足室>
<同級生>
というごく身近なシチュエーションに、ミヨは非常なリアル感を覚えた。
作品を読みながら、ミヨの右手指が短パンの股間を弄る。
作中では、男子が女子に声をかけるきっかけは、実は、女子が作っている。女子が、胸を突き出し、腰を振り、おしりを揺らめかせて、男子のエロ行動を誘ったのだ。
作品の非常に具体的な記述に、ミヨは、どきどきする。

<ホテルのベッドの上に、女子がお乳お尻すっ裸で仰向けに寝ころんだ。
すると男子が、チンポ尻すっ裸で女子に抱きついた。
「好きだーっ!」
「ジュンくん♡わたしも好き~~♡」
男子と女子は、熱烈なセックスを始めた。>
この作品の女子はとても積極的で、自分で服や下着を脱いで裸になる。
男子はとても喜んで、そんな彼女を強く抱きしめる。
『こういうふうにもっていけば、いいんだ…』
その作品は、中学生向けのセックスのノウハウ本のような、分かりやすい記述であった。

<男子は、女子のお乳やおなかやおしりを手のひらで撫でまわし、次に、女子のお乳やおなかやおしり、そして股間に顔を擦りつけキスしたりナメたりした。
女子は、とても喜んで「アンアン♡」悶えた。>
『セックスの前の、前戯だ』
ミヨの股間いじりが激しくなり、鼻息が荒くなる。

そしてついに、セックスシーン。
<男子が、女子のおマンコにチンポを突っ込んだ。
「うれしい~~ッ♡幸せ~~~♡」
女子は、とても喜んで、男子と情熱的にセックスした。
やがて男子が、女子のおマンコの中に射精。
「うれしい~~~~~ッ♡」
女子は、男子の精子を受け入れた。>
ミヨは、いつしか短パンを脱いで下半身裸になって、オナニーしていた。

エロ小説を閉じると、ミヨは思った。
『ああ、いよいよ明日から夏休みだ~!男子を誘って、セックスするぞ!』
ミヨは、そのエロ小説をリアルに普通にあることと思い込んでしまっていた。
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