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タイトル考えるのめんどい
第5章 花火大会
俺はトイレにいた。

小便の仕方はだいぶ慣れた。

さて……行くか。

ジーパンを上げ、ドアを開けて出ようとしたら、前に美春ちゃんがいてビビる。

「わっ!」

「きゃ! ……なんだ葵ちゃんか……びっくりした」

「ごめんね脅かせちゃって」

そそくさと出ようとしたが、さっきの事を思い出して振り向く。

「さっき飛鳥が言ってたの本気にしないでね」

「え? あぁうん。分かった」

俺はホッとし、外に出る。

っとその時である。

何処からか声が聞こえてきた。

会場の活気溢れる感じではない声が。

立ち止まり、耳を澄ます。

「…………ん……」

また聞こえた!

好奇心旺盛な俺は静かに歩み出す。
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