この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
きっかけは十人十色
第28章 繋いだ手
「夕ごはん……作ろうかなって。お腹空いたでしょ?飲みながら待ってて」
「あ、この前のサラダ食べたい。ポテトサラダ」
無邪気に目を輝かせて言うものだから、つられて口元が緩んでしまう。
「うんっ、すぐ作るね」
キッチンに戻ろうとすると、くっと手を掴まれた。
目を閉じる間もなく、触れた唇がリップ音を立てて離される。
「待ってるね」
やたらと色気を感じるのは、数刻前まで触れ合っていたせい。
自分の家なのが少しだけ口惜しいけれど、今度、櫂の家にお泊りしたいってお願いしたらどんな顔するかしら。
甘い期待を秘めながら、櫂との時間がこの先ずっと続くようにと、笑みを深くして頷いた。
〜end〜
→あとがき
「あ、この前のサラダ食べたい。ポテトサラダ」
無邪気に目を輝かせて言うものだから、つられて口元が緩んでしまう。
「うんっ、すぐ作るね」
キッチンに戻ろうとすると、くっと手を掴まれた。
目を閉じる間もなく、触れた唇がリップ音を立てて離される。
「待ってるね」
やたらと色気を感じるのは、数刻前まで触れ合っていたせい。
自分の家なのが少しだけ口惜しいけれど、今度、櫂の家にお泊りしたいってお願いしたらどんな顔するかしら。
甘い期待を秘めながら、櫂との時間がこの先ずっと続くようにと、笑みを深くして頷いた。
〜end〜
→あとがき