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きっかけは十人十色
第28章 繋いだ手
「離したくないけど、ごめん。離させて。収まりつかなくなる」
さっき中断させた行為を思い出して、名残り惜しくもそっと身体を離した。

「飲み物、淹れるね」

淹れかけて放置してしまっていて、すっかりふやけてしまった茶葉を一回ざっとあけてから淹れ直すことにした。
外は、もうだいぶ薄暗くなっている。
そろそろ、お腹が空く時間だ。

「櫂、ごめんね。部屋の電気点けてくれる?」
「うん」

白色の自然な明るさが室内を照らす。
普段一人でいると光のありがたみは特段感じないけれど、その空間に櫂がいるだけで温かく心が満たされた。

「お待たせ」
「ありがとう……って、あれ?俺の分だけ?」
目を丸くして見上げながら訊ねられた。
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