この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
きっかけは十人十色
第1章 母親からの着信
『ちゃんとスーツでネクタイ締めて行くのよ。営業職なんだから愛想良くね。私はお仲間と相手のお母様とランチバイキングを満喫してくるから。じゃ』
一方的にまくし立てて、通話は切れた。て言うか俺の休日…。
マジかよ、お見合いって。
先週髪切っといて良かった…。いや、そこは安心する所でもないんだけど。
それに俺の営業スキル、プライベートで発揮してもなぁ…。
ふと思い出してキッチンに視線を移すと、冷蔵庫から出した麦茶ポットがすっかり汗をかいていた。
はぁ、もうため息しか出ねえ。
一方的にまくし立てて、通話は切れた。て言うか俺の休日…。
マジかよ、お見合いって。
先週髪切っといて良かった…。いや、そこは安心する所でもないんだけど。
それに俺の営業スキル、プライベートで発揮してもなぁ…。
ふと思い出してキッチンに視線を移すと、冷蔵庫から出した麦茶ポットがすっかり汗をかいていた。
はぁ、もうため息しか出ねえ。