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きっかけは十人十色
第2章 ロイヤルホテルにて
「え?」
「付き合わない?」
「え、誰と誰が」
「俺と木山さん」
「…ちょっと待って。柴崎さん、まだ私たち会って20分くらいでしょ。何で?」
不信感を隠さない表情で詰め寄られた。
「気に入ったから、かな」
木山さんの表情は変わらない。むしろ、何言ってるの、アンタとでも言いたげな感じさえ受けた。美人の怪訝な顔はそれでも目を惹き付ける。
「…取りあえず上手くいったように見せかけようとか思ってる?」
「いや、それはない」
「そう」
「じゃあ、こうしない?」
「…何?」
「まぁそんな顔しないでよ。取りあえず3ヶ月。どう?」
「…短くない?」
「何?倍がいいの?」
「そうじゃないけど…今時の中学生でも、もうちょっと長いでしょ。それなら健全に相手探した方がいいんじゃないかなって」
「付き合わない?」
「え、誰と誰が」
「俺と木山さん」
「…ちょっと待って。柴崎さん、まだ私たち会って20分くらいでしょ。何で?」
不信感を隠さない表情で詰め寄られた。
「気に入ったから、かな」
木山さんの表情は変わらない。むしろ、何言ってるの、アンタとでも言いたげな感じさえ受けた。美人の怪訝な顔はそれでも目を惹き付ける。
「…取りあえず上手くいったように見せかけようとか思ってる?」
「いや、それはない」
「そう」
「じゃあ、こうしない?」
「…何?」
「まぁそんな顔しないでよ。取りあえず3ヶ月。どう?」
「…短くない?」
「何?倍がいいの?」
「そうじゃないけど…今時の中学生でも、もうちょっと長いでしょ。それなら健全に相手探した方がいいんじゃないかなって」