この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
きっかけは十人十色
第2章 ロイヤルホテルにて
その後も様子を見ていると、じっと黙りこんで何かを考えているようだ。
眉間を寄せて難しい顔をしたかと思えば、ハッと思いついたように目を見開いたり。でも、いや、違うとでも言いたげに首をひねっている。
「どうしたの、さっきから百面相してるけど」
本音が口を突いて出てしまった。
「あの」
「うん?」
「し、失礼を承知で聞きますけど」
「あ、いいよ。タメ口で。同い年だし。話しにくいでしょ?」
そう促すと、そっか、と呟いて、納得したのだろう。話を切り出した。
「あの…付き合ってる人…いないの?」
あぁ、そうきたか。
「いないよ。何で?」
「スラッとした長身で顔は整ってるし、ここに来る必要あったのかなって言うか…単純な疑問」
「あぁ、なるほどね。いわば強引にセッティングされたようなもんだからね。俺も気乗りはしなかったし、適当に切り上げて帰るつもりだった。申し訳ないけど」
「ふう…ん、そう」
「でも気が変わった」
/173ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ