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きっかけは十人十色
第21章 市場調査
俺は今まで、1年以上付き合った試しがない。
長いな~と、率直に思った。
「お互い、合い鍵あるんだけどな。いつでもいいよーって言ってるわりに、鍵はそんなに使ってない」
「そうなんですか」
「俺の彼女、美容師なの知ってるよな?」
「はい」
「1日ほぼ立ちっぱなしで、にこにことお客さんの相手してるわけよ。閉店後も練習したりさ。疲れるじゃん。どう考えても」
同意を求められ、素直に頷いた。
「最初のうちはそれなりにデートはしたけど、俺に会う時間あるんだったら、少しでも身体休めて貰いたいって思って言ったわけ。だってさ、会って気持ちは満たされるかもしれないけど、身体の疲労は回復しないだろ?」
「あー……。たしかに、そうですね」
「お前の場合はまだ日が浅いから気持ちは分からなくもないけど。がっつき過ぎると離れてくじゃん。あ、昔の話な。コレ」
そう言って先輩は味噌汁をすすった。
温度に差があり過ぎると危険信号、か。
話を聞くことに意識がいっていて、ご飯の量が全然減っていなかったことに気づいた。休憩も残り少ない。慌てて残りをかき込んだ。
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