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きっかけは十人十色
第21章 市場調査
髪を乾かし終わって一息つくと、再び携帯に目を向けた。すると、返信が来ていた。
ドライヤーの音で聞こえなかったのだ。
寝ていると予想していたから、返信が来ると思ってなかったのだが。
起きていたのか、起こしたのか。
申し訳ない思いがありつつも、誤算に嬉しさをにじませながら、画面を開いた。
遅くまでお疲れさま。
ありがとう。
起きてたの?
もしかしたら起こしたんじゃないかと思って。
返信はすぐに届いた。
ううん、寝てたけど
何となく目が覚めて、
返信に気づいて返したの。
テンポよく、画面にやり取りの吹き出しが増えていく。
そっか、ありがとう。
でも、もう遅いから寝ていいよ。
櫂は寝ないの?
もう少ししたら寝るよ。
ちょっと、声聞きたいな
かけても平気?
時間差で連続でメッセージが届いて、驚いて「えっ」と短く声を発した。
直後、画面がパッと変わって着信音が流れ始めた。
ドライヤーの音で聞こえなかったのだ。
寝ていると予想していたから、返信が来ると思ってなかったのだが。
起きていたのか、起こしたのか。
申し訳ない思いがありつつも、誤算に嬉しさをにじませながら、画面を開いた。
遅くまでお疲れさま。
ありがとう。
起きてたの?
もしかしたら起こしたんじゃないかと思って。
返信はすぐに届いた。
ううん、寝てたけど
何となく目が覚めて、
返信に気づいて返したの。
テンポよく、画面にやり取りの吹き出しが増えていく。
そっか、ありがとう。
でも、もう遅いから寝ていいよ。
櫂は寝ないの?
もう少ししたら寝るよ。
ちょっと、声聞きたいな
かけても平気?
時間差で連続でメッセージが届いて、驚いて「えっ」と短く声を発した。
直後、画面がパッと変わって着信音が流れ始めた。