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恍惚なる治療[改訂版]
第12章 熱に浮かされて

目の前に現れた佐伯さんの性器は半勃ち状態で、僕はソレを持ち上げて膨らみかけた亀頭にキスをする。

男臭く、湿っぽいこの感じ、堪らない…
男性器の感触や匂いに興奮するなんて、佐伯さんと出会う前の自分からしてみると信じられないだろう…

亀頭から竿にかけて丹念にキスをして愛でると、硬く大きくなって上を向き始める。

男性の興奮具合は目に見えて分かり易い…
気分が乗らなければ萎んだままで、乗っていれば勃起する。

つまり、今の佐伯さんはセックスしたい気分になっている…
眼鏡を外そうとする佐伯さんを抑えて、パソコンに向かわせる。

「仕事は続けて下さい…仕事中に僕がイタズラするシチュエーションを楽しみましょう…」
「はぁ…」

実際は仕事どころでは無いのだろうが、佐伯さんは渋々キーボードを叩く。
薄く笑うと、亀頭から竿の中腹に掛けて口に含んだ。

「はっ…」
「ん…」

佐伯さんのは大きい…僕の口に入りきらない程に…
えづかない程度まで咥えると、ゆっくりと頭を振る。




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