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恍惚なる治療[改訂版]
第15章 身体を重ねる
余韻が抜けて、柳川さんに綺麗に事後処理を行ってもらい、ベッドに横になった。
「今日は話を聞いてくれてありがとうございました。お陰で少しだけスッキリしました」
「それは良かった。佐伯さんのお役に立てたようで嬉しいです…」
柳川さんは仰向けになり目を閉じた。
「佐伯さん、無理しないで下さいね。もし辛くなったら僕にいつでも吐き出して…僕も佐伯さんが背負っている荷物を背負わせて欲しい…」
柳川さんの言葉や気持ちが嬉しくて、そっと擦り寄ると、柳川さんは頭を撫でてくれた。
「ありがとうございます…これ以上甘えても良いのかな?」
「はい、いくらでも甘えて下さい。僕達は恋人同士なんですから」
「柳川さんもしんどい事があったら話して下さいね」
「はい」