この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恍惚なる治療[改訂版]
第16章 仄暗い空間の中で

「はい、1ヶ月よく頑張りましたね。骨は完全にくっ付いてますよ」
「ありがとうございました」

ようやく骨折も完治し、病院でギプスを外してもらった。
心なしか、右腕が痩せかけたように見える…

「佐伯さん」

受付に向かおうとすると、背後から柳川さんの声が聞こえて振り返った。

「柳川さん、どうしたんですか?今患者さんは?」
「今は空き時間なので、佐伯さんの様子を伺いに来ました。完治したんですね」
「はい、柳川さんにサポートしてもらったお陰です。ありがとうございました」

骨折が完治するまで柳川さんには家事をしてサポートもらい、不便に感じず生活出来た。
感謝してもしたり無い程で…

「治ったという事は僕はお役御免ですね。少し寂しいですね…」
「そんな事ないですよ。また近いうちに会いましょうよ」
「そういう事じゃないんですけどね…あっ、そろそろ戻らないと…また連絡します」

柳川さんは足早にその場を後にした。
彼の後ろ姿を眺めながら、俺は柳川さんに何かお礼が出来ないか考えていた。



/309ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ