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恍惚なる治療[改訂版]
第4章 3回目の治療
三雲さんが困ってる状況なのに、俺を求めてるなんて有りもしない事実を整然と言い放つ柳川先生に対して怒りを覚えた。
反論する前にインナーを捲り上げられ、露わになった胸に顔を近付け、舌を這わせた。
「…っ!」
「ん…用事が終わって、お礼にバーでお酒を奢られて、酔わせた所で既成事実を作って、本当に恋人にするつもりだとしたら…あなたの心身は耐えられるんですか?」
「あ、やっ!」
突起に舌を舐めて、口に含んで転がして、吸われる…
拒絶する心とは対照的に身体はゾクゾクして熱を持ち始める…
カリッ…
「……んんっ!」
軽く噛まれた瞬間、身体に電気が走ったような衝撃に襲われて、身体が仰け反った。
反応を確認してから、柳川先生の攻めが力を込めた痛いものに変わる…
痛みが走るが、その上から快楽が覆い被さり、痛みすら飲み込んでいく。
力が抜けて抵抗出来ずにいると、ズボンに手が掛けられた。
『孝志くん…』
「……っ!」
他人に脱がされる…
「あのシーン」が一瞬頭に浮かび、身体が震え始めた。
高揚した気持ちが一気に冷め、身体から血の気が引いていく。
「や、やめて…!!」
震える手で柳川先生の手を掴みながら叫ぶと、ようやく柳川先生が顔を上げて手を止めた。
「あっ…す、すみません!佐伯さん!あなたに無理矢理…!」